特許庁の全出願データから、企業がどこに発明を寄せてきたかを読む
規模・時系列

全国シェアの推移

日本全体の出願総数を分母にした位置。分母ごと縮んでいるのか、自社が縮んだのかを分ける

指標名: national_share(ご依頼・再依頼のときは、この名前をそのまま指定できます)

何を測っているか

日本全体の特許出願は2000年代前半をピークに減り続けています。個社の実数だけを見ると「研究開発を絞った」に読めますが、実際は分母ごと縮んでいるだけのことがあります。全国総数に対する割合にすると、その2つを分けられます。

どう数えているか

分子はその会社の出願番号の異なり数(共同出願を系列内で二重計上しないため)、分母は同じデータの全国出願総数で、年ごとに割ります。分子と分母を同じコーパスから取るので、収録の下振れはシェアでは相当程度相殺されます。

この指標で言えないこと

  • 1991年より前のシェアは出しません。1990年以前に名前が引けるのは旧識別番号の大手2,597名義だけで、中小・個人が欠けた分子を全件の分母で割ると、実際より小さいシェアが出ます。該当年は行を残したまま値を空にし、理由を注記します
  • 1社の件数推移そのものは1971年まで遡れます(実測:日東電工の1971〜1990年は当時の氏名を繋いで788件→6,979件)。止めているのは「全体に占める割合」だけです
  • 分母か分子のどちらかが信用できない年には trusted=false の印を付けます。印の付いた年を年次比較に使ってはいけません
  • シェアは打ち切りの相殺が効きますが、会社の範囲(検索式でどの名義を含めたか)の影響はそのまま残ります

必要なデータ

  • 出願
  • 出願人
各テーブルの粒度と期間は扱えるデータと指標の表にあります。

同じグループ「規模・時系列」の指標

  • 出願件数の推移 ── 年ごとに何件出したか。出願年・公開年の両基準と、単独出願・共同出願の内訳。全社比較の出発点
  • 出願の推移(要点の数字) ── ピーク年・ピーク件数・直近水準・向きを、図から目分量で読まずに1行の数字にする
  • 技術のライフサイクル ── 出願件数×参入企業数で、その技術がいまどの段階にあるか。まだ伸びる場か、椅子取りが終わった場か
  • どの国に出しているか ── 台湾・韓国・豪州・中国の公報から、その会社の出願を国別・年別に数える。主戦場の移動が見える

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