特許庁の全出願データから、企業がどこに発明を寄せてきたかを読む
規模・時系列

出願件数の推移

年ごとに何件出したか。出願年・公開年の両基準と、単独出願・共同出願の内訳。全社比較の出発点

指標名: applications_timeseries(ご依頼・再依頼のときは、この名前をそのまま指定できます)

何を測っているか

その会社が発明にどれだけ人と時間を割いてきたかの、いちばん粗い記録です。出願年基準は研究開発の投入時点に近く、公開年基準は世に出た時点を表します。単独出願と共同出願の内訳も出すので、他社と組む志向がどれだけあるかも読めます。

どう数えているか

出願1件を1と数え、検索式に当たった出願人名義の出願を会社×年で束ねます。複数社を並べるときは各社フルカウントです(共同出願は関係する各社に1件ずつ数え、系列をまたいだ合計は出願の実数と一致しません)。共同比率の分母は、その会社×年の全出願件数です。

この指標で言えないこと

  • 直近3年の件数は実際より少なく出ます。出願は原則1年6か月後に公開されるため、まだ表に出ていない出願があります。この範囲で「近年減少」と読むと間違えます
  • 会社の範囲は検索式で決まります。実測では「=パナソニック」の完全一致は9,385件しか当たらず、パナソニックHD・IPマネジメント・電工の名義を足すと2005〜2024年で件数が10倍変わりました。どの名義を含めたかを図の脇に必ず残します
  • 買収で手に入れた技術は見えません。数えているのは対象名義の出願だけです
  • 1990年以前の会社別集計は、当時の氏名が引ける大手2,597名義に限られます

必要なデータ

  • 出願
  • 出願人
各テーブルの粒度と期間は扱えるデータと指標の表にあります。

記事で使った例

富士フイルムの出願は2005年の6,920件をピークに、直近は1,600件前後まで、およそ4分の1に減っていました

同じグループ「規模・時系列」の指標

  • 出願の推移(要点の数字) ── ピーク年・ピーク件数・直近水準・向きを、図から目分量で読まずに1行の数字にする
  • 全国シェアの推移 ── 日本全体の出願総数を分母にした位置。分母ごと縮んでいるのか、自社が縮んだのかを分ける
  • 技術のライフサイクル ── 出願件数×参入企業数で、その技術がいまどの段階にあるか。まだ伸びる場か、椅子取りが終わった場か
  • どの国に出しているか ── 台湾・韓国・豪州・中国の公報から、その会社の出願を国別・年別に数える。主戦場の移動が見える

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