技術分野
要素技術の候補
複数の製品分野に繰り返し顔を出す分類を探す。製品の裏側で使い回されているコア技術の手がかり
写真にも光学フィルムにも半導体にも現れる塗布方法(B05D)のような、製品をまたぐ要素技術の候補です。事前に「これは要素技術だ」と決め打ちする辞書は持たず、その分類が顔を出す製品分野の広がりを会社ごとに測ります。
筆頭に限らない全分類コードについて、共起する製品分野のうち「共起件数がしきい値(件数に比例、下限あり)以上」の分野数を数えます。1回だけ一緒に付いた分野を落とし、繰り返し一緒に使われている分野だけを残します。同じサブクラス内の共起は広がりではないので除きます。
この指標で言えないこと
- 広がりの尺度にエントロピー(実質分野数)は使えません。実測では裾の1件分野が支配し、日東電工の上位に飲料(A23L・39件)のような偶発的な付加分類が並びました。「まとまり分野数」に作り直してあります
- コードから技術名は読めません。名前の欄はその群で最も多い発明の名称による手がかりで、採否と命名は人が決めます
- セクションが離れた共起でも転用でない例が混ざります(実測:G03B17×H04N5 はカメラの多面付与)。最後は発明の名称を人が読む前提です
- 分類は出願当時のものなので、同じ技術が年代で別コードになります(例:H01L51→H10K50)。長期の広がりは実際より分断されて見えます
- 出願
- 分類
- 技術分野の構成(IPC) ── 出願をIPCで割り、何に力を入れているか。構成比のシフト=技術ポートフォリオの重心移動
- ポートフォリオ(相対優位・成長) ── 分野ごとに、規模×社内構成比×伸び(CAGR)×他社比の強さ(RTA)を1表にする
- 分野の軌跡(いつ増え、いつ減ったか) ── 分野ごとの年次シェアから、ピーク年・半減年・拡大縮小の別を出す。「いつから」に答える
- 年代ごとの主戦場 ── 期間を5年ブロックに切り、ブロックごとの上位分類と順位の入れ替わりを出す
- 増えた技術・減った技術 ── 5年区間を10年空けて2つ取り、分類済み出願1,000件あたりに直して比べる
- 要素技術の展開 ── 1つの要素技術が、年を追ってどの製品分野に現れたか。染み出しの順序を1枚にする
- 技術の転換点 ── 要素技術が新しい製品分野で使われ始めた年と、その最初の1件を名指しする
- 課題の入れ替わり ── 同じ要素技術の中で、狙う課題(英文抄録の目的節)が前期→後期でどう入れ替わったか
- 課題×解決手段(Fターム) ── どの課題に対して、どの手段で攻めているかの分布。自社と競合が同じ課題に別の手段を選んでいる場所が見える
この指標を任意の会社・期間で回す依頼を受けています。指標名 element_tech をお伝えください。