技術分野
技術分野の構成(IPC)
出願をIPCで割り、何に力を入れているか。構成比のシフト=技術ポートフォリオの重心移動
会社×年ごとの分類コードの構成比です。筆頭分類だけで数えれば「その特許の主戦場」、付与された全分類で数えれば「関連技術の広がり」を表します。粒度はIPCセクション(1桁)・IPCサブクラス(4桁)・FIサブクラスの3通りです。
分子はその会社×年×分類コードの出願件数、分母は同じ会社×年の合計で、構成比は年内で合計がほぼ1になります。筆頭のみ/全分類、出願年基準/公開年基準を切り替えられます。
この指標で言えないこと
- 直近年の構成比は信用できません。分類そのものの付与が追いついておらず(実測:富士フイルムはIPCが1本も無い出願が2022年41%・2023年49%)、分類が付いた出願だけが残る選択バイアスで比率が跳ねます。崩れの開始年は会社ごとに実測して検出し、share_unreliable の印を付けます
- 崩れ方は会社で違います(実測:富士フイルムは2022年から半減、トヨタ自動車は1割強の減で崩れない)。全社一律の年では切れません
- IPC改正で新旧コードが同居する期間があり、件数が水増しされます
- 構成比の率を前期と後期で直接比べる年代比較はできません。分類の付き方が年代で変わるためです
- 出願
- 分類
- ポートフォリオ(相対優位・成長) ── 分野ごとに、規模×社内構成比×伸び(CAGR)×他社比の強さ(RTA)を1表にする
- 分野の軌跡(いつ増え、いつ減ったか) ── 分野ごとの年次シェアから、ピーク年・半減年・拡大縮小の別を出す。「いつから」に答える
- 年代ごとの主戦場 ── 期間を5年ブロックに切り、ブロックごとの上位分類と順位の入れ替わりを出す
- 増えた技術・減った技術 ── 5年区間を10年空けて2つ取り、分類済み出願1,000件あたりに直して比べる
- 要素技術の候補 ── 複数の製品分野に繰り返し顔を出す分類を探す。製品の裏側で使い回されているコア技術の手がかり
- 要素技術の展開 ── 1つの要素技術が、年を追ってどの製品分野に現れたか。染み出しの順序を1枚にする
- 技術の転換点 ── 要素技術が新しい製品分野で使われ始めた年と、その最初の1件を名指しする
- 課題の入れ替わり ── 同じ要素技術の中で、狙う課題(英文抄録の目的節)が前期→後期でどう入れ替わったか
- 課題×解決手段(Fターム) ── どの課題に対して、どの手段で攻めているかの分布。自社と競合が同じ課題に別の手段を選んでいる場所が見える
この指標を任意の会社・期間で回す依頼を受けています。指標名 ipc_composition をお伝えください。