特許庁の全出願データから、企業がどこに発明を寄せてきたかを読む
技術分野

分野の軌跡(いつ増え、いつ減ったか)

分野ごとの年次シェアから、ピーク年・半減年・拡大縮小の別を出す。「いつから」に答える

指標名: field_trajectory(ご依頼・再依頼のときは、この名前をそのまま指定できます)

何を測っているか

「増えたか減ったか」ではなく「いつから」を出します。分野ごとのシェアのピーク年、ピークの半分を初めて割った年(縮小が決定的になった年)、期間の最初3年と最後3年の平均シェアの差、その結果としての拡大・縮小・新規・撤退の別です。

どう数えているか

シェア=その年の分類延べ数に占めるその分野の割合で、件数ではなくシェアで見ます。公開の遅れ(打ち切り)は全分野をほぼ一様に薄めるので、シェアなら相殺されるためです。粒度はIPCセクションとサブクラスの2段を両方出します。

この指標で言えないこと

  • 分類の付与が崩れた年以降は末期のシェアが跳ねます(実測:富士フイルムの A61B は実数407→249件と減ったのにシェアは11.9%→27.2%へ上昇)。崩れの開始年を会社ごとに検出し、late_unreliable の印を付けます
  • IPC改正で新旧コードが同居する分野では、片方の「撤退」と片方の「新規」が同じ技術のコード替えであることがあります
  • 拡大・縮小・新規・撤退のラベルは閾値による機械判定です。閾値付近の分野は隣のラベルと紙一重です
  • 粒度はサブクラスまでです。長期のIPC改訂に耐えるのがこの粒度までのためです

必要なデータ

  • 出願
  • 分類
各テーブルの粒度と期間は扱えるデータと指標の表にあります。

同じグループ「技術分野」の指標

  • 技術分野の構成(IPC) ── 出願をIPCで割り、何に力を入れているか。構成比のシフト=技術ポートフォリオの重心移動
  • ポートフォリオ(相対優位・成長) ── 分野ごとに、規模×社内構成比×伸び(CAGR)×他社比の強さ(RTA)を1表にする
  • 年代ごとの主戦場 ── 期間を5年ブロックに切り、ブロックごとの上位分類と順位の入れ替わりを出す
  • 増えた技術・減った技術 ── 5年区間を10年空けて2つ取り、分類済み出願1,000件あたりに直して比べる
  • 要素技術の候補 ── 複数の製品分野に繰り返し顔を出す分類を探す。製品の裏側で使い回されているコア技術の手がかり
  • 要素技術の展開 ── 1つの要素技術が、年を追ってどの製品分野に現れたか。染み出しの順序を1枚にする
  • 技術の転換点 ── 要素技術が新しい製品分野で使われ始めた年と、その最初の1件を名指しする
  • 課題の入れ替わり ── 同じ要素技術の中で、狙う課題(英文抄録の目的節)が前期→後期でどう入れ替わったか
  • 課題×解決手段(Fターム) ── どの課題に対して、どの手段で攻めているかの分布。自社と競合が同じ課題に別の手段を選んでいる場所が見える

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